鱧
そろそろ鱧(ハモ)の季節になってまいりました。
確かに好き嫌いのある魚ではありますが、京料理には欠かせない魚です。
昔は東京の人は見向きもしなかったそうですが、今では日本料理と名の付く店のほとんどで鱧が使われているのが、現実のようです。
さらにはお寿司屋さんでも見かけるようになって来ました。
さてこの鱧ですが、近年、韓国物が国内市場を席巻しております。
京都の後輩などに聞いてみても、国産の鱧と韓国産の価格にはかなりの差があるそうです。
もちろん韓国産のほうが高いんですよ!
というのも、皮が柔らかく、脂がのっているという理由だそうです。
京都の高級料理店はこぞって韓国産を使うんだとか!
何となく、信じがたく、不思議な話ですが、これだけ市場が認めているわけですから、一蹴するわけにもいけません。
事実として頭の片隅においておくことにします。
とはいえ、きよみずは国産にこだわり今年も鱧は長浜から入り始めています。
待ちに待った方もいて、入店するなり
「鱧ある?」
とおっしゃいます。何となく常連さんとのやり取りの一部として、店的にも良い光景でした。
楽しみがたくさんある。待ちに待った料理が、素材がいくつもある。
そんな料理屋を目指して行きたいものです。
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