おいしい!
お客さんがシャトーマルゴーの2000年を持ち込まれました。
泣く子も黙るマルゴーの特級ですが、2000年とはさらに、ここ10年では1,2を争うビッグビンテージなのです。
私が偉そうなことを言うものではありませんが、いいワインほど長熟で、早く飲みすぎると全く味も素っ気もなかったりします。
逆にたとえて言うなら、2004年はあまりよくない年。この年のものだと、早めに飲んだほうがそれなりの味わいを感じることが出来ると言われています。
つまり私が思うに、特級の2000年はいささか時期尚早じゃないのかなと、僭越ながら思っておりました。
しかし、しかし、開けてみると、何メートル先の方も
「何この香り?」
と言うくらいのアロマが部屋全体に広がり、さらには比較的タンニンもこなれていて、若々しいながら、
いいバランスが取れていました。しかも味わいもOK。
自分ではこんな冒険できませんが、これはこれで美味しいものだなとおかげで非常に勉強になりました。
あと1杯くらい飲みたいところでしたが、さすがにお客様のもので、そんなにずうずうしいことも出来ませんから、
少量で効率よく、優雅な気分に浸らせていただきました。
本当に高貴なお酒でありました!
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