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2010年10月 4日 (月)

泥棒さん

私はマンションに住んでいますが、90戸以上入っている大きなところなので、昼間歩いていると人に出会うことがたくさんあります。

いいことだと思っているので、出会うと必ず挨拶をして、子供がいるときには子供たちにも挨拶をするように言いつけています。

しかし子供は恥ずかしかったり、他のことに集中していると、おろそかになりがちです。

昨日、公園で私と子供2人と3人で遊んだ帰り、エレベーターから降りてきた人に、私が

「こんにちは」

と言うのに、子供たちが何も言いません。

「これ、挨拶は!」

と言った時には、さっきの人はすでにいません。

「ちゃんと挨拶しなさい。マンションで会った人には、みんなにするのよ。泥棒さんがいても、こんにちはよ!」

と言うと、長男が

「泥棒さんにも?」

と驚いていました。

部屋に上がって鍵を持って出ていなかったので、チャイムを鳴らしてみますが、妻が出てきません。

トイレに行ったり、掃除していて聞こえないのかとしばらく待ちましたが、出てきません。

(これは、買い物かも?)

と、このまま待とうかと考えましたが、入る方法はないかと思案。

しかしマンションですから、見えるほうからは玄関と寝室の窓くらいしかありません。

(ん?寝室の窓?)

窓が網戸になって、カギは開いて、窓も開いているのですが、入り口側にはアルミの格子があって入れないようになっています。

「これじゃあ、入れないよね?」

と独り言を言いながらふと上に目をやると、15センチほどの格子の上に隙間があります。

(これって、次男なら)

と色めき立って

「ねえ、あっちゃん(次男の呼び名です)、あっちゃんは入って玄関の鍵開けれる?」

と聞くと

「う~ん、カギ?」

(非常に微妙です。この子は結構おバカなんで、入れたは、開けれんわっていう可能性がおおいにありそうです)

すると長男が

「これだったら、僕は入れると思うよ」

「本当?頭とおる?」

なんて言いながら、やってみることに。長男の靴を脱がせて、足から部屋へ送り込みます。膝くらいまで行って

「ほら、入ったでしょ?」

というものですから

「あんたも知恵が足りん。頭が一番大きいのよ」とか言いながら、

ゆっくりと体を支えながら頭の近くでジワジワ通していくと、なんと楽々入れるではないですか!

そのまま玄関に回って、鍵を開けて侵入成功。

しばらくして妻が帰ってきて、事情を説明。

妻は鍵を持って出ているもんだと思っていたようなのですが、入られたことがショックで、落ち込んでいました。

子連れの泥棒。いたらやばいですよ!

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