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2010年10月18日 (月)

ピエモンテ風

カナダで妹の義兄たちと会い、興味深いことを教わりました。

4人兄弟の二男さんが、食事の後に、洋梨とチーズを持ち出してきました。

そしておもむろに、洋梨を切って、チーズを乗せて食べるのです。

(うそお~!)

と思いながら見ていると、何やらとても満足げな様子。

噂ではフランス人とイタリア人は味覚がまともだという話もありますし、おいしそうに食べるものを私が食べて、まずくてどうしょうもないということはないであろうと、試してみることに。

しかし一体、どんな味がするものなのか、全く予想できませんでした。

期待を込めて口に入れると、何とも言えない組み合わせ。驚くほどマリアージュです!

「へえ、こんな食べ方があるんですか?おいしいです」

と興奮気味に言うと、自慢げに

「北イタリアの食べ方だよ。ブドウと食べてもおいしいよ」

と言うので、ブドウとチーズも試してみました。

確かにこっちもおいしいのですが、洋梨のほうが格段においしかったです。甘さと塩辛さと発酵臭が抜群の組み合わせでした。

そしてそれを誰かに教えてあげたいと、日本に帰ってきて洋梨を買ってチーズを乗せてみると、買った洋梨が熟れて無くて、ゴリゴリで、全然おいしくないのです。

私はおいしくない事よりも、店のみんなに、あのおいしさを伝えられない事が悔しくて仕方ありませんでした。

しかし八百屋もよくあんな洋梨を持って来たものよと、そっちのほうにも腹が立ってしまった次第であります。

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