年賀状
子供が出来てから、年賀状は迷惑は承知で、有無を言わせず、子供の写真入りで送っております。
今までは写真屋さんで印刷してもらっていたのですが、今年は初めて、自分のプリンターで印刷しました。
親戚に頼まれて、年賀状をそちらのほうで購入することになり、それなら
「自分で印刷を」
ということになったわけです。
今までの物が本職が作るだけに、きれいすぎたせいか、自分が作ると画像も今一つで、何となく垢ぬけません。
まあ、みんなこんな感じで作ってるんだからと、割り切ることにしました。
そういえば昔「プリントごっこ」という自分で印刷するキッドが大流行して、版を焼いて、色を落として・・・作っていた覚えがあります。
あれはあれで画期的なアイテムだったと思います。あれがしたいために正月が来るのが待ち遠しいくらいでしたから。
それに比べると、どれほど簡単になったものか・・・
昨今、年賀状離れが進んでいるそうです。
私は昔から比較的筆まめだったということもありますが、実は京都で料理を教えてもらっていた大将が、不思議と年賀状には厳しい人でした。
最初の年に
「年賀状くらいは出せよ」
(なかなか自分に年賀状を出せと言える人もいませんが、しつけの意味では大したものです)
と言いだすので
「いやあ、正月、一緒に仕事をしているじゃないですか?」
と笑いながら言うと、真顔で
「うちの家族には会ってないだろ?」
と言われ
(確かにおっしゃられる通り)
とご自宅と他の先輩たちにも、年賀状を送りました。そうした細かいところにも妙な厳しさがあり、おかげで今の自分があるのかなとも思っております。
とは言え、逆の立場で私はそんなことはなかなか言えるものではありません。
たまに気の効いた嫁さんが私宛に年賀状を送ってくる従業員もいますが、数えるくらいです。
年賀状を出す絶対数が少なくなってきているご時世、致し方のないことなのでしょう。
やっぱり親っさん(大将)は立派でした。
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