そんな!
きよみずではできるだけ地元の素材を使う努力をしております。
できるだけ、愛媛県産の物を使ったほうが、鮮度もよく、地元が潤うので申し分ないと思っているからです。
また、足元に目を向けることで、新しい発見や開発ができるのではと思っております。
しかし、どうしても代用が効かないようなものがあります。たとえば京野菜。
これは似たようなものはたくさんあるのですが、れっきとしたものは種もいわゆる「門外不出」で他生産地に出回ることもなく、
近種であってもブランド名として、商標登録されていますので、名前ももちろん名乗れなくなっているのです。
その代表格である聖護院蕪。元は近江蕪と言いまして、滋賀県で作られていたものです。
それが東山の比叡山近辺を下って、聖護院あたりで栽培されるようになり、現在の名前になっております。
しかし一番の産地は京都市ではなく、お隣の亀岡市と八木町が現在の特産地だと聞いております。
今月、この蕪を料理に使っているのですが、なんと大阪の市場の人が荷造りを忘れて、今日、当店に入荷しませんでした!
「おいおい、それはないやろう!」
とぼやいても始まりません。すいませんではすみませんが、八百屋さんもどうしょうもなくて困っていますので、そうきつくは言えません。
その大阪の人にトラックを走らせろと言いたいところですが、さすがに蕪2,3個ぐらいでは来るはずもなく、結局違う野菜を使うことになりました。
特別なものを使うということは、こういうことなのですから、もう少し気をつけてもらいたいものです!
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