うずら
京都の川物屋に鴨を頼む用事があったので、鶉のミンチとまるを注文いたしました。
いまだに不思議ですが、川物屋にはいわゆる家禽類を扱っている店が多く見られます。
鯉や鮒、もろこや川エビ、すっぽんなどの本当に川に住む物以外にも、合鴨、鶉、スズメなどの鳥も常備されています。
これはいまだに不思議なことですが、謎のままです。
鶉の丸とは、さばかれていないそのままの鳥ということで、どうして買ったかというと、ただ一点。
さばく練習がしたかったということです。
日本料理の世界では、昔は普通に鳥をさばいていました。
ところが私も含めて、今の板前は、大抵鳥はさばいた物しか買ったことがなく、羽をむしることさえしたことがありません。
しかし父ぐらいの歳になると、何かしらの経験が有ったりするのです。
そんなことで、本日の講師は父で、さばく練習をしてみました。
最初は
(ちょっと気持ち悪い)
などと思っていますが、やり始めると魚も鳥も一緒です。
内臓も羽も全く関係ありません。ただ、身と骨とを分けて、食べれるようにするのが仕事です。
さばいてタレ焼きにしてみましたが、残念ながら、そんなに美味しくてたまらないものではありません。
まあ、しかしいい経験にはなりました。
下に写真をUPしますが、気味が悪い人は絶対にクリックしないでください。
写真は小さくしておきます!
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