思い出します
今、春休み中で、息子2人と妻とが一緒に通勤してきます。
最初
(本当にこいつらを連れてきて、仕事する気なのか!)
と思っておりましたが、結構うまいことやっているようで、なんとか仕事をしております。
ただ、効率のことなど言ったら、果たしてどうだか分りませんが、とにかく、よくできるものだと感心いたします。
あさ、9時過ぎに店にやってくるのですが、2人がカウンターに上って、魚の仕込みをしているのを一生懸命見ています。
いつもは父が市場から運び込まれた魚を処理しているのを
「これは鯛やろ、そしてこれがサヨリ」
とか言って、懸命に見ております。その相手をしながら、仕事をする父も大変そうです。
今日、私が時間があったので、カウンターの前で鯛のうろこをかいておりました。
するといつものようにやってきて、覗き込んでみております。
「お父さん、うろこは頭にも付いているの?」
とか
「ひれには骨があるのかな?」
とかいろんなことを聞いてきます。それを
「そうだね、どうかな?」
とか言いながら仕事をしたわけですが、私が子どもだったころを思い出して
「あの頃と一緒だわ」
と懐かしく思いました。
同じようにカウンターに上がり、父が魚をさばいたり、包丁を研ぐのを見ておりました。
それこそ、魚をさばく手順などは、一通り覚えるくらいは真剣に見ておりました。
それがとってもおもしろかったのです。
わが子も同じように、またこうして繰り返されているのを見て、
(これが継承なのかな)
なんて、かっこよく思った次第です。
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