なんと!
1年に1度だけ行かせてもらう寿司屋さんがあります。
というのも1月から3月までの間、燧灘(ひうちなだ)というところで、
何やらという特殊な漁があり、それで獲れるのが赤貝や鳥貝なのです。
赤貝や鳥貝は年々漁獲高が減り、以前はたくさんとれた松山近辺でも全く獲れず、
市場に上がるものはと言えば、外国産が主流なのが現実です。
ですから国産の物は私たちの口に入ることもなく、食べる機会さえないのです。
ところがこの寿司屋さんは漁をしている知り合いがいるらしく、この時期になると、地ものの貝が手に入るのです。
それを毎年、貝のみ食べに行かせてもらっています。
3月で漁が終わるので、もっと早く行けばいいのですが、毎年3月も終わり掛けのギリギリになってお伺いしています。
そして今年もいよいよその日が!
大将は特になじみなわけでもないので、笑顔で
(おお、また今年も来たか)
というような顔で出迎えてくれます。
そして今年、席に着き、ネタケースを見て
(まさか!)
と不安がよぎりました。
「鳥貝と赤貝を2貫ずつ」
と注文すると
「鳥貝が切れました」
と言われました。
なんということ!年に一回しか食べないネタが、売り切れだなんて・・・
絶対に許せない。とりあえず、赤貝は食べて帰りました。
やはりこれが見事に美味しいのですが、しかし鳥貝が!
ということで、今年は2回行くことになりそうです・・・
とにかく年に一度でも行こうかというぐら、ここの2種類の貝はまぎれもなく別格です。特にと言えば鳥貝のほうです。
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