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2011年3月15日 (火)

発見!

今月のお料理に空豆の塩焼きが入っています。

普通に皮をむいて、焼くわけですが、ご存知の通り、空豆の表面はツルンとしていて、塩を振っても、まぶしても、全く「のり」ません。

「のる」というのは、専門的な用語かもしれませんが、「味がのる」使い方をします。味が入ると考えてもらって結構だと思います。ニュアンスとしては、液状の物が表面に乗っかっているのも、「のる」という言葉で表すので、若干の違いはあります。

そして考えたのが塩水に漬け込むという方法。

午前中に剥いて2%の塩水に漬けて、夕方焼くと、ちょうどいい塩梅に味がのっているのです。

一時、この方法でやっていたのですが、急なお客さんに対応できなくなり、これは何とかしなくてはと、考えました。

そこで思いついたのが、その塩水に入れて、豆を真空パックする方法。

以前、味をしみ込ませるには、真空パックが一番。

細胞が膨らんで、縮む瞬間に、塩分が吸い込まれるように入っていくという話でした。

これはやってみる価値ありと、疑う若い子に言いつけて、試してみることに。

するとどうでしょう!一瞬で火が通ったような感じになり、至極目的を達成できたかのような雰囲気です。

試しに焼いてみると、焼きあがりが全く違う感じです。以前よりも照りが出て、みずみずしく焼きあがります。

食べてみるとしっかり味はのっています。

これなら急なお客さんにも対応できますし、塩水もすくな量で漬けることができます。

出来上がりも申し分なく、一石3丁で満足な結果となりました。

ちょっとしたことですが、工夫が実り、気分良くなったというお話でした!

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