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2011年4月30日 (土)

それは違うぞ!

4月のお料理にそうめんを使いました。

年に何回かは素麺やにゅう麺を献立に入れます。

個人的には暑いときの冷たいそうめんが大好きで、1食限定であるなら、毎日でも食べたいです。

しかし意外に温かい素麺(にゅう麺)も人気が高く、私の感覚とは少々ギャップがあります。

お客さんもそうめんをお出しすると決まって

「うわあ、おいしい!久しぶりに美味しい素麺を食べた!」

と言ってくれて、さらに続くこの言葉が今日のテーマです。

「一体この素麺は何素麺?何処の物?」

と立て続けに質問が飛んできます。

私的には

(・・・・・)

なのです。

どういう意味か分かりますか?

おこがましい言い方かもしれませんが

「プロが湯がいて、プロが出汁を作っているからこそ美味しいので、

あなたたちがいつもと同じように作ったのでは、行きつく先は同じよ」

と言えるお客様には言っています。

言えない方には心の中で言っています。

そして

「揖保の糸です」

などと答えようものなら

「ああ、やっぱり。いい素麺だと思ったのよ。こんなに美味しいんだったら、私も買おう。で、揖保の糸っていったいどこの素麺?」

(揖保の糸がもったいない・・・)

とこんな感じです。とにかく素麺のメーカーを聞かれることがものすごく多いのです。

反面、素麺を美味しく作るコツ、出汁や湯がき方について質問される方は皆無です。

こっちの方が私には不思議です。なぜ私の作る素麺が美味しく、家庭で作る素麺が不味いのか?ちゃんと理由があるのです。

良かったら質問してくださいね。

ちょっと言い過ぎたかもしれません。耳が痛い方もいらっしゃるかもしれませんね!

2011年4月29日 (金)

南極食

引き続き、南極の話題です。

南極観測隊が開発した「南極食」が宇宙食に採用されているそうです。

基本、すべてフリーズドライ。

乾燥させて、凍らせてか凍らせて乾燥させてかどちらか忘れましたが、全くと言っていいほど水分がないそうです。

それをお湯もしくは水で戻せばあら不思議!

元通りのお料理になるのです。

なぜ南極にもこういった料理が持っていかれるのか?

理由は

輸送コストと容積、容量の関係。

水と火の都合。

こういったところのようです。

生の野菜や穀物を何ヶ月分も持って行くことはこそとのコストの関係で難しいでしょう。

また、火を使うには燃料がいります。

水も氷を溶かして使いますから、手間がかかります。

これが宇宙にもつながっているのです。

宇宙食はさらに難しく、チューブを通して特別な口を持つ真空パックされた容器にお湯を入れます。

乾燥から戻ったところで開けて食べる。

と言うことなのですが、特殊なパックが驚くほど高額なのだとか。

さらにお湯の温度は常に固定。たしか65℃とか聞きました。

さらに一度に出る湯量も決められているそうです。

しかしこのお料理、見せていただいただけでも凄い種類あります。

1ヶ月くらいなら毎食違う料理が作れるそうです。

緊急用の持ち出し食にも使えそうだと思いました。

見えにくいと思いますが、おかずの一例です。

上が乾燥したもの。

下が、戻したもの。

下は試食後です。いずれもほうれん草の胡麻和えです。

普通に美味しくいただけました。栄養価も変わらないそうです!

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2011年4月27日 (水)

南極氷

私が大ファンである松山出身の写真家(探検家?)阿部さんがご来店くださいました。

松山に来られるたびにちょくちょく寄ってくださって、お話を聞くと、初めてのことばかりで、非常に感動します。

知的で、かつサバイバルで、惹かれることが多い方です。

本日は阿部さんが南極の氷を持ってきてくれました。

それに焼酎を入れて、ロックにします。

110427_194430  写真では見づらいですが、氷が空気の層のようになっていて、焼酎を注ぐと

「ピチ、ピチ」

と言って層から空気が溶け出してきます。

この氷は南極に降り積もった雪が固まったもので、昭和基地の近くの氷山の物だそうです。

南極観測隊の最後に隊員全員が、ダンボール1個ずつの氷をもらえるのだそうです。それがお土産なのだそうです。

そして溶け出たこの空気は2万年から3万年前の空気だそうです。

さらに普通、氷に空気が入っているととても柔らかいのですが、この氷は凍った温度が非常に低いので、硬く、なかなか溶けにくいのです。

数年前の空気の音。ただの焼酎ですが、なんてロマンティックなんでしょう!

その空気と氷と溶けた水とともに現代の焼酎をいただく。

不思議な感覚でした。

ただ、この氷は南極の非常にきれいな大気中を通って降った雪なので、精製水のようなもので、不純物が少ないそうです。

ですから味もそっけもないただの水なのだとか・・・

2011年4月26日 (火)

理由は分かりません・・・

このところはまっているお酒。

自分でも「なぜ?」と思いますが、シェリーなんです。

シェリーはワインの一種なのですが、普通に飲まれているものを「スティルワイン」と言うのに対して、シェリーなどは「フォーティファイドワイン」といい、酒精強化ワインとして、分類されます。

ブドウ液が発酵を終え、出来上がったワインにブランデーなどを添加してアルコール度を高め、熟成させます。

熟成にもいろいろな種類があり、その種類により、異なったタイプのお酒が出来上がるのです。

シェリーはスペイン南部、アンダルシア地方で作られていて、いろいろな種類があります。

そもそもそんなに初めて飲んだのもごくごく最近のことで、ふと興味があり、買ってみたのですが、最初飲んでみて

「ウゲ!」

と正直驚きました。

(どうしてこんなお酒を飲む人がいるのだろう?そもそもこのお酒は必要なのか?)

とさえ思いました。

ところがこの買ったボトルを毎日少しずつ(もったいない)と言う気持ちだけで飲み続けるうちに

「ほんまかいな?」

と言われるかもしれませんが

(おいしい!)

と思えるようになってしまったのです。

世の中飲食物で

まずい→おいしい

への変化と言うのは、なかなか難しいものです。しかも同じものです。

「どこそこのラーメンは不味くて、こっちはおいしい」

と言うのとはわけが違います。しかもほんの短期間で。

それ以来、また、自分で勝手、飲み屋でも注文してしまって・・・

さらにあるバーでは

「生ハムと凄く合います。魚のオイル漬けにも」

と出されて、食べるものとの相性が抜群なことにさらに感動を覚え、ちょっと虜のような状態になっております。

香りは独特の熟成香があり、あまり一般受けしそうなものではないんです。

とっても不思議な感覚です。

もっとも和食と合わせるには大変厳しような気がしますが・・・

2011年4月25日 (月)

バランス

一本釣りの魚は釣りあげられるときに水圧の関係で、浮き袋が異常になり、バランスが取れなくなることがあります。

特に深いところから、一気に釣りあげられた鯛に関しては、そういう症状が、顕著に現れます。

しかしこれも技術があって、技を持つ漁師が釣りあげた場合、100メートルの深海からでもゆっくりと釣り上げ、魚を暴れささず、水圧の減少をなだらかにして、健全な状態で水面まで持ってくるのです。

しかしなお、それでもバランスを崩してしまった場合は、肛門(?)から金属の筒を入れて、浮き袋から空気を抜く作業を行ったりします。

しかしこれこそ難しいもので、ひとたび内臓を傷つけようものなら、その場で絶命してしまいます。

そうなればせっかく釣り上げた大切な高級魚も二束三文になってしまいます。

また、バランスの悪くなった魚を長い間いけすに入れておくと、バランスを取ろうと泳ぎ回るため、疲れたり、痛んだり、痩せたりしてしまいます。

これも値打ちを下げる1つの要因です。

こんな時に簡単にバランスを取らせる方法があります。

それは魚に重りをつけて、強制的にバランスを取らせ、動けなくしてしまうのです。

それをたまにしてくる漁師がいて、先日も鯛の腹ビレの間に10号ほどの鉛のおもりが、針でかけられたものが、入荷していました。

「これでうまいことなるもんだな」

とそれを見た私は、次回そういう調子の悪い鯛が入った時には自分でおもりをぶら下げてみようと考えていると、意外に早くその機会が訪れました。

本日調子の悪い鯛が入荷したのです!

態勢が定まらず、ふらふら生簀を泳ぎ回ります。

死ぬことはありませんが、こういうものは明日の朝になると驚くほど痩せていたり、痛んだりするのです。

昔使っていた船釣り用のおもりを引っ張り出して来て、釣り糸を結び鯛の腹にひっかけます。

あまり手荒にすると暴れるので、ゆっくり気付かれないようにぶら下げ、生簀に戻します。

するとどうでしょう!一時はおもりをつけたまま泳ぎ回っていたのですが、次第にバランスを取り、じっとするようになりました。

これで美味しいお造りにすることができます!

2011年4月23日 (土)

すとまっく

ストマックとはもちろん英語で「胃」のことですが、ボクシングで言うとみぞおちの急所を指す言葉となり

「ストマックブロー」

などと使われたりするようです。

私、本日仕事中にストマックブローを受けてしまいました。

文字にするのはとても難しく、表現しにくいのですが、誰から、いや、何から受けたかと言うと、「やっとこ」にやられました。

Photo やっとことは写真のような大型のペンチ風の機材です。

これは柄のない鍋をつかむ時に使います。

忙しい最中にやっとこを持って作業をしていると、急に開いてしまい、あせって握り直そうとした瞬間、ピンポイントで、やっとこの柄の先のほうが、私のみぞおちに突き刺さりました。

一瞬

「うっ」

となり、呼吸できなくなりました。

しばらくして落ち着いたのですが、何がどうなったらそんなになるのか、まるでマンガのような話でした。

その話を若い子にしてもあまり分かってもらえず、さみしく一人でうずくまり、かっこ悪い板前になってしまいました。

ちょっと情けない・・・

2011年4月22日 (金)

実は・・・

うちの長男、実は偏食みたいなのです。

家では基本、好きなものばかりを作る習慣ができているようで、外食しても

「なにたべる?」

から始まるわけですから、そんなに好き嫌いがあるとは思っていませんでした。

ところが今月から行き始めた小学校の連絡帳に、数日前から

「野菜が苦手なようです」

とか

「給食を一生懸命食べようとしているようなのですが、全然減りません。注意して見てみます」

とか書かれているわけです。

ありがちかなと思いながらも

(ほんまかいな・・・)

と言うところであります。

大人になるにつれて、なんでも食べるようになるとは思いますが、自分の子がまさか子供の時に見た、

あの給食を前にして食べれずに、居残りさせられて、昼休みがなくなってしまうような子のようになってしまったら、大変だと心配してしまうのです。

しかも料理屋の息子が・・・

親としては若干かなしい・・・

2011年4月20日 (水)

まかないラーメン

久しぶりに賄いのラーメンを私が作りました。

数日前に残ったみそ汁にラーメンを入れてみると、結構いけたので

「今度は私が作ります」

と宣言して、本日作ることに。

出汁は鯛と平目のあらです。

こういう賄いは魚のあらがたくさん出て、さらにお客さんでは使えきれないという条件がそろった時にしかできません。

これから春過ぎになると鱧が出始めるので、鱧の骨がたくさん余った来ます。

したがって、暑くなるにつれて、きよみずの賄いはラーメンのシーズンに入って行くのです。

まるっきり逆のような気はしますが・・・

魚の出しに、ニンニクとトウガラシとごま油、胡椒、山椒を入れてスープとし、

トッピングは湯がいたもやしとメンマ、葱のみのシンプルなもの。

さらに仕立ては赤だしです。まるっきりみそ汁の延長みたいなものです。

しかし、なかなか美味しいもので、私はしっかりお替りをして2杯食べましたし、他の子たちの評判も上々でした。

ただ、香りつけのニンニクが少々多かったようで、昼食べたにもかかわらず、夕方まで口の中がニンニク臭く感じました。

サービス業で、賄いにニンニクを利かせた料理をしてはいけませんよね。

少し反省しております・・・

2011年4月19日 (火)

愛媛 馳走案内

以前にもご紹介いたしましたが、愛媛県の有名店を集めた雑誌が発売されました。

愛媛では珍しく、広告による取材形式のガイドブックではなく、今回の物は完全取材です。

口コミがあるのかどうか、もちろん編集者の独断のところもありそうですが、一応選んでいただいただけでもありがたいと思わないといけないのでしょう。

まあ扱いにはなんとなく不満はありますが・・・

他にも気に入らないことと言えば、他の店は大きく店主や店員の顔がアップされているのに、

私はと言えば、カウンターに小さく立っているだけの写真。

店の若い子にも

「これってやっぱり私のビジュアルがいけて無いからかしら?」

と愚痴っておりました。

料理の写真は

(こんなにアップにするものか!)と言うくらい、アップでした。

良かったら見てみてください。

不満の内容が分かるかもしれません!

http://hanbai.kk-spc.com/book/t_1_25.html

愛媛馳走案内 SPC出版

2011年4月18日 (月)

松山城

桜が終わった松山城に長男と2人で行ってまいりました。

Photo 夕方登ったので、若干曇っていますが、天気は悪くありませんでした。

行きはロープウェーで上がりましたが、帰りは終電(?)時間に間に合わなかったので、歩いておりました。

ロープウェーの駅を降りてから、10~15分ほど歩くと、天守閣広場に到着します。

人もまばらだと、結構広いものだと感じます。

壁や櫓の鉄砲穴から下をのぞいたり、見事な石垣を見つめたり、触ったり。

長男もうれしそうに付き合ってくれました。

降りるときはすべてが歩きなので、子供にはきついかなと思っておりましたが、何が何が!

「たっ、たっ、たっ~」

と歩き始めたかと思うと、

「くだりだから早い!」

とか言って、私などよりはるかに速く降りて行きます。

私などは下りで勢いをつけると、必ず明日、膝に来ることが分かっているので、ゆっくりしか降りれません。

あれを見ると

「元気なもんだ。あんな頃もあったな」

と思う歳になってしまいました。

城山の下まで、自転車で来ていたので、帰りにソフトクリームとビールがある店を探したのですが、ビールはない!

仕方なく子供のソフトクリームだけ買って帰りました・・・

2011年4月16日 (土)

端午の節句の兜を出しました。

と言っても私は出すのを見ていただけで、子供にしつこくせかされて、妻と子供で出していました。

1つで良さそうなものですが、男の子が2人いるので、妻の実家が2つもあつらえてくれています。

しかし見るからに長男の兜のほうが大きいのです。倍半分です!

毎年出すたびに

(ちょっとこれは・・・いずれ何か感じる歳になるぞ)

と思っておりました。

すると今日

「あっちゃん(次男)の小さいね。お兄ちゃんの大きいね」

とポツリ。少しかわいそうに見ていると、さらには

「刀もお兄ちゃんのほうが大きい」

と文句を言い始めました。

見かねた私が、小さな声で

「お兄ちゃんの大きな刀をあっちゃんのに付けてみようか?」

と大小を入れ替えてみました。

最初は喜んでいたのですが、それも最初だけで、すぐに元に戻してしまいました。

「こっちの方がいいの?」

と尋ねると

「うん」

と言っています。

もの自体は小さいけれど次男のほうがよさそうにも見ます。

しかし子供にはそんなことは分かりません。難しい面でございます!

2011年4月15日 (金)

書き順

献立を書く機会があるもので、下手ながら、字がうまくなりたい、字をうまく書こうという気持ちは少し持っているつもりです。

しかしこれは普段から気にかけていないとなかなか「ぱッ」とできるものではなく、やはり訓練なんだろうと思っています。

ところが、いくら努力しようとも、うまくならない理由の一つに、漢字の書き順が違うということがあることに、数年前に気付きました。

無茶苦茶ではないと思っていたのですが、意外と

(書きにくいな)と思っている字は、書き順を間違っていることに気付きました。

たとえは

「方」

なども、形がとり難いと思っていたら、恥ずかしい話、私はナベブタの後に払いから書いておりました・・・

また

「幽

も真ん中の縦をかいて、本当は糸の上を二つ先に書くのですが、山のほうから書きかけて、最後の縦だけを残して、糸を二つ書いていました。

他にも

「医」「有」なども書き順が間違っておりました。

こんなのは一体いつならったものなのでしょう。

この歳になって分からないとは、恥ずかしい限りです・・・

ちなみに私はこのサイトで書き順を調べています。

http://kakijun.main.jp/

2011年4月14日 (木)

こんなことって!

今朝、家を出るとき、何を思ったか、5年以上履いていない靴を引っ張り出して、履いてみました。

今日はいたズボンに合うんじゃないかと思い、出してきたわけですが、思い通り、感じよく、ご機嫌でその靴を履き、家を出ました。

店までの出勤時間、約5分。自転車で毎日通います。

そして借りてある駐輪所に自転車を止めて、鍵をかけ、店に行こうとしたとき、目の前に、スリッパのかかとの部分だけの、ゴムの底が落ちています。

(あれ、うちの調理靴の底のゴムにも似ているけど・・・でも自転車で入って来るときあったかな?)

と足でそれをけつりながら見ていました。何でこんなものが?という気持ちと、店の従業員の物かな?という2点の疑問があったわけです。

それでもしばらく何が何やら、さっぱり分かりませんでした。

そして目を凝らしてそのゴムを見ていると、私が今履いている靴と同じメーカではないですか!

(そんなことがあるものか!)

実はまだ気づいていません。さらに時間がたち、

(あれ?)

とやっと気付きました。そのゴムは、今自分自身が履いている靴のかかとの部分だったのです。

1人で

「何これ?」

とか言いながら、靴の裏を見ます。きれいさっぱりのいてしまっています。どうやらつま先の部分は、ここまでに欠落しているようでした。

しばらく履いていないとはいえ、靴がこんなになるものかと、首をかしげながら、その靴底を持って、店へと歩きました。

そして店の前まで来て、なんともう片方の靴底もきれいに外れたではないですか!

無念・・・

久しぶりに履いた靴が全く“なまくら”になってしまっていました。

すぐに妻に電話して

「店に来るときに、靴を一足持ってきてください」

と事情を話してお願いしました。

母にも話すと

「ああ、接着剤が乾いて、そんなになることもあるみたいね」

どうもそうなることがあることを知っているようでした。

とにかく初めての経験。どっか遠くに行っている途中じゃなくてよかったです。

2011年4月13日 (水)

寿司桶

寿司ご飯を混ぜる桶を一般的には「寿司桶」と言います。

また「飯切り」とか「はんぼ」と言う呼び方もあるようですが、他にもいろいろ呼び方があるような気がします。

この寿司桶ですが、昔からある伝統的なもので、さわらと言う木で作られるのが、本物のようです。

その周りに銅で作られた鉢巻きを2つほど巻いて、締めて止めています。

しかしこの止めてある鉢巻きが、年月とともに、だんだんゆるんでくるのです。

銅が緩むのか。木が縮むのか、はっきりとしたことは分かりませんが、木が乾燥した時に大体緩んでいるような気がします。

初めのうちは緩んだものを押し上げて、締め直したりできるのですが、だんだん数日使わないと自然に

「すとん」

とスカートが滑り落ちるように、ずる脱げになってしまいます。

また、これから劣化が進んでくると、この鉢巻きが落ちると、寿司桶自体がバラバラになる分解状態に陥ることまで出てきます。

そうなってしまうと、余命いくばくもありません。

後釜を探し始めないといけない時期なのです。

桶を直してくれそうなところをインターネットで探してみると、全国的にはたくさんあるのですが、近所にはなさそうで、

金額的にも、送料も高そうで、尻込みして、大体新しいものを買ってしまいます。

今どき、銅の鉢巻きではなく、プラスチックでできた鉢巻きが緩まないように巻かれているものが出てきて、少し驚いております。

半年ほど前に買ったものは、まさしくこのタイプで、今のところ緩みなどは全くありません。

ただ、それよりひとつ前に買ったもので、大きさの違う物が痛み始めてきています。

さて、この度こそ直してみるか、それともまた新調するか?

考えないといけない時期に来ているようです。

2011年4月12日 (火)

まさかわが身に!

夕方、突然一本の電話。

若い子がとりついでくれて、出てみると、よく聞く名前のカード会社。

その会社を名乗る男性が

「突然の電話で申し訳ありません。今お時間よろしいでしょうか?」

と来ます。

(何かの営業かな?)

と思いましたが、時間もあることですし、

「いいですよ」

と言うと

「失礼ですが、森脇さんのカードが不正利用されようとした形跡があるかもしれませんので、ご確認させていただけたらと思います。昨日、というか本日の午前1:30~2:00くらいの間に、アメリカ経由でカードを利用された、もしくはしようとしたことはありますか?○○○という会社名ですが?」

私「昨晩は日本におりましたが、それはインターネットでの話でしょうか?」

「そうです。インターネット経由であることは解明しております。その数十分前に登録して、支払いをしようとして失敗した形跡があるのですが、心当たりは?」

私「全くないです」

「その時間はお休みになられていましたか?」

私「いや、起きてはおりましたが、インターネットの環境にはおりませんでした」

とざっとこんな感じのやり取りです。

途中

(この人大丈夫かな?この人が危ない人かも)

と言う疑念が当然のように湧き起こり、若干警戒しておりましたが、私の方から情報を引き出そうとする気配は全くなく、一方的に私の情報を話していきます。

情報の内容も誕生日や家族の構成など、カードからだけでは知り得ないようなことがたくさん入っているので、どうやら本物であろうということは分かりましたが、

さて、簡単に油断してはいけないぞと今一度気を引き締めて、聞いておりました。

話によると、どうも他にも同じような金額を利用しようと、試みた形跡がある人がいるようで、今その関連性を調べたりしているようなのですが、まだ、はっきりしていないということ。

同じところで買い物をしたか、同じ渡航先の人たちの可能性があるというのです。

実際、そのクレジットカードは手元にあります。ですから、落としたと言うわけではなく、どこかで私のカード情報が漏えいしたということのようでした。

そして新たにカードを発行するので、今の物を破棄してくださいというのと、今回は利用もされていませんし、もし利用されても会社のほうでしっかり保証しますので、ご安心くださいとの内容でした。

そういった話は確かに聞いたことありますが、まさか自分にそんなことが起ころうとは考えたこともありませんでした。

突然の話に驚きましたし、気をつけないとと思うのと、いったいどこからそんなことになってしまったのか知りたいという気持ちになりました。

そのことをお話しすると

「捜査の情報になりますので、お答えできないのですが」

と断られました。

本当にある話なんですね!

2011年4月11日 (月)

いちご

妻の親戚はイチゴ農家です。

こちらで作られているイチゴが私は一番おいしいと思っています。

ただ、残念なのは今シーズンでやめてしまうそうです。

お年もお年なので、仕方のないことですが、結婚してから7年ほど、毎年こちらのイチゴでシャーベットを作っていたので、少しさみしいです。

今日も完熟のイチゴを届けてくれました。

柔らかく、甘みがのって、最高です。

シャーベットにするために潰したものを少し拝借して、ベッリーニというカクテルを作ってみました。

簡単なもので、イチゴのシャンパン割です。

最後の最高のイチゴの味に文字通り、酔いしれることができました・・・

一部のお客様には、今年はこのイチゴのシャーベットを作れないことをお伝えしてしまいましたが、今年は作ることができました。

申し訳ありませんでした。

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2011年4月 9日 (土)

カイワレ大根

カイワレ大根の花を食べました。

若い子が小さな花を持ってきて

「これ、どうぞ」

と言います。

「いったい?」

と尋ねると、カイワレ大根の最終進化形で、食べれるのだけど、とっても辛くて・・・

という話でした。知人が作っているということで、早速そのまま何にもつけずに食べてみると、言うとおりとっても辛い!

しかしとっても香りがよくて

「これ、料理に使えそうだね!」

と新たな発見をいたしました。

しかし、難を言わせていただくと、少し花が大きく、茎も太いのです。

これをもう少し小さく、こじんまりと作ることができたらな、とっても上品で、刺身の妻にもできそうですし、和え物のあしらえなどにもいけそうだなと思っております。

ただ、どの程度作られているのか、現在のところ未知数。

商品化される日が来れば、面白いかもしれません!

2011年4月 8日 (金)

入学式

長男が小学校に入学しました。

幼稚園に入ったかと思うと、あっという間に卒園して、次は小学校です。

恐ろしく速いです。

今回、校区の小学校のことで一番驚いたのは1学年に人数。

ひと学年が1学級になってしまっているのは知っていましたが、なんと入学児童18人!

「友達100人できるかな♪」

これでは絶対に無理です。

そして男女比率1:1.

素晴らしい。そんなにうまくいくものなのかと恐ろしく思うくらいです。

ですから、この小学校では学年ごとの行事はありません。

授業のみが学年単位で、後はすべて全校行事だそうです。

先生の目が行きとどくという良い点もありますが、半面競争心が芽生えないという悪い点もあるそうです。

とにかく小学校を今から選ぶわけにも行けないわけですから、それなりに楽しくやってくれることを期待しているだけです。

2011年4月 7日 (木)

ミネラルウォーター

当店ではお付き合いがある方から、ナチュラルミネラルウォーターを購入しています。

昔からのうちのお客さんで、くみ上げた水をボトリングして売る会社を作っている方です。

少々高価な水ではありますが、県内産の水ですし、味も非常によく、水割りなどはすべてこちらの水で対応しております。

ところが先日、震災の影響で、県内でもミネラルウォーターが不足気味というニュースが出ていました。

「なんで?」

と思いましたが、記事によると、関東や被災地にお見舞いやプレゼントとして送っている方がたくさんいらっしゃるのだそうです。

店の従業員から

「お水が少なくなりかけていますが、大丈夫でしょうか?」

との相談を受けて、その方に問い合わせてみることに。

私が

「頼めばすぐにもらえるのですか?」

と尋ねると

「常連さんの分はしっかり確保しているので大丈夫です」

と安心するお言葉をいただきましたが、一般のお客さんは、実に1カ月待ちだそうです!

それまでは数十ケース単位での出荷が、数百ケース単位の出荷になっているというから、驚きです。

しかし、そんなに水量が多くないので、たくさん水を送ってあげたくても、なかなか難しいのだとか。

突然の出来事に困惑している様子でした。

2011年4月 6日 (水)

イタリアフェアー

近所のデパートでイタリアフェアーが開催されています。

私はそんなにも興味があるわけではないのですが、母が再々

「行こう」

と誘ってくれるものですから、行くことになりました。

店の女性従業員も共に4人で参じることになりました。

平日はかなり空いている昨今のデパートですが、今日は

(意外と人がいるじゃない!)

といった印象。イタリアもけっこう人を呼べるお題なのかも知れません。

母はオリーブやチーズやオイルをしきりに物色。

行こう行こうと言うはずです。彼女の好きなものばかり。付き合いきれないので、私は気付かれないうちにワイン売り場へ先に行きました。

売り場のお姉さんとお兄さんに試飲をお願いしますが、なかなか次から次へとという風に試飲させてくれません。

めんどくさいので、はっきり

「空いているものを一通り飲ませてください」

と言ってやりました。

するとやる気になったのか、発泡に始まって白、赤とたくさん飲ませてもらえました。

とか言いながら買ったのは1000円ほどの安物2本。

母は結構大人買いしていました!

試飲した分くらいは十分買ったと思うので、嫌な思いをされることはないかと思うのですが、どうせなら食べる物の試食くらいにはどんどん勧めてくれてもいいのでは?と思いました。

2011年4月 5日 (火)

VS からす

街中にあって、植物を育てるということは、鳥との闘い。

さらにその代表格ともいえるのが、街の住人カラスではないでしょうか。

確かに小鳥も来て、やんちゃをします。

しかしカラスの大きさと賢さ、狡猾さはその比ではありません。

人が嫌がることは好んでしますし、あからさまに人間の様子を観察しているような節があります。

隣のビルの屋上にとまって「じっと」こちらを見つめていることも多々あります。

そんなこともあり、父は屋上一面に2重、3重に防鳥ネットを張り巡らし、完全と言えるほど鳥をシャットアウトしております。

しかしそれでも、近くのビルから

「隙あらば」

とこちらを見ているカラスが、何羽もいるから気持ち悪いものです。

今ではネットのおかげか、そんなに鳥の被害を聞かなくなりました。

ところが思わぬところに害が・・・

駐車場の父の車の上に、朝になると1羽のカラスがやってきて

「ちょんちょん」

と飛んだり歩いたり。

追い払っても、追い払ってもすぐ戻ってきて、車の屋根でゆっくりしています。

こいつはおそらく、父に相当恨みがあるやつなんだろうと、想像しています。

駐車場は屋根があるにもかかわらず、父の車のみはカラスのフンだらけ。

敵もなかなかやるものです。

かなり執念深いといったところでしょうか・・・

2011年4月 4日 (月)

花冷え

昨日、家族でお花見をしました。

ビールよりは素敵かと思い、シャンパーニュのハーフボトルを持参して、子供たちは子供ビール、妻はカフェオレで乾杯です。

和食の料理人でありながら、妻が作って持っていったのは、ピザとサンドウィッチ、豚肉とポテト、ブロッコリーのオーブン焼きです。

なかなか非日常でいい感でしょ?

目の前の公園へ敷物などを持って行ってみると、意外なほど人が少ないので

(これはラッキーだ)

と思っていると、なるほど人が少ない理由が分かりました。

風も強く、気温も低く、なかなか厳しい条件で、お花見には不向きの日でした。

地面も冷たく、寒風に晒されるといった雰囲気でした。

幸いにもそれを見越してたくさん着こんでいきましたが、最後ころにはけっこう冷え切っていたように思います。

しかし楽しく、おいしく、料理とお酒をいただけて、子供たちもそれなりに喜んでいたので、よかったかなと思っております。

ただ、これで風邪をひいたりしてなければの話ですが・・・

2011年4月 2日 (土)

げそ

店で烏賊を使うと、大量のゲソが残ります。

シーズンのうち最初のうちはおかずに使ったり、干して焼いてお酒のあてにしたりするのですが、だんだんそれも食べなくなってきます。

いろんな料理をして、おかずに使ったりもしていましたが、なかなか面白いものが思いつかず、マンネリして、結局悪くして捨ててしまうこともあります。

これではいけないと思いながら、和食ばかりだから、飽きちゃうんだと思い、トマトソースでからめたり、スパゲティーにしたりと、一応工夫はします。

しかし毎日それを食べることもできず、なかなかです。

(ゲソくらい)

と思われるかもしれませんが、あおり烏賊のゲソくらいになると、かなりの大きさで、食べるのは結構こたえるのです。

今日は父がたまりかねて

「カラカラになるまで干す」

と言って、ベランダの干物かごに入れて、扇風機をかけて干し始めました。

食べる心意気は分かります。

たくさん干せば、量も少なくなりますし。

しかし問題は、また次の日もゲソは生まれるのです。

1つが干しあがる前に、また、後便がやってきて・・・

こんな繰り返しで、結局は食べられなくなっていくのです・・・

2011年4月 1日 (金)

4月です

このところやっと日中春らしい気候になってきました。

1週間くらい前までは店の若い子たちが、あまりの調理場の寒さに

「本当に温かくなるんだろうか?これって氷河期?」

なんて言っているので

「桜が咲かなかったことなんてないでしょ?必ず春は来るんだよ」

と笑いながら話していたところでした。

陽気に誘われてか、お花見のお弁当もちらほら入り始めました。

ただ、かなり前から聞いていた、会社関係のお花見の弁当は

「会社に自粛しなさいと言われたもので・・・」

と震災の影響でキャンセルになってしまいました。かの地の惨状を思うと、いた仕方ないというところでしょうか。

ただ、こちらはこちらで頑張らないといけません。

寒さも和らいできましたから、人も元気になるはず。

筍は日増しに大きくなり、ワラビや山菜も地ものがたくさん出始めました。

鯛の卵も大きくなり、ふぐの白子も限界くらいまで大きくなり、後は産卵を待つばかりの状態です。

何があろうとも自然は何もなかったかのように流れていきます。

我々も生かされているままに、精いっぱい生きていかないといけないのです。

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