寿司桶
寿司ご飯を混ぜる桶を一般的には「寿司桶」と言います。
また「飯切り」とか「はんぼ」と言う呼び方もあるようですが、他にもいろいろ呼び方があるような気がします。
この寿司桶ですが、昔からある伝統的なもので、さわらと言う木で作られるのが、本物のようです。
その周りに銅で作られた鉢巻きを2つほど巻いて、締めて止めています。
しかしこの止めてある鉢巻きが、年月とともに、だんだんゆるんでくるのです。
銅が緩むのか。木が縮むのか、はっきりとしたことは分かりませんが、木が乾燥した時に大体緩んでいるような気がします。
初めのうちは緩んだものを押し上げて、締め直したりできるのですが、だんだん数日使わないと自然に
「すとん」
とスカートが滑り落ちるように、ずる脱げになってしまいます。
また、これから劣化が進んでくると、この鉢巻きが落ちると、寿司桶自体がバラバラになる分解状態に陥ることまで出てきます。
そうなってしまうと、余命いくばくもありません。
後釜を探し始めないといけない時期なのです。
桶を直してくれそうなところをインターネットで探してみると、全国的にはたくさんあるのですが、近所にはなさそうで、
金額的にも、送料も高そうで、尻込みして、大体新しいものを買ってしまいます。
今どき、銅の鉢巻きではなく、プラスチックでできた鉢巻きが緩まないように巻かれているものが出てきて、少し驚いております。
半年ほど前に買ったものは、まさしくこのタイプで、今のところ緩みなどは全くありません。
ただ、それよりひとつ前に買ったもので、大きさの違う物が痛み始めてきています。
さて、この度こそ直してみるか、それともまた新調するか?
考えないといけない時期に来ているようです。
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