南極氷
私が大ファンである松山出身の写真家(探検家?)阿部さんがご来店くださいました。
松山に来られるたびにちょくちょく寄ってくださって、お話を聞くと、初めてのことばかりで、非常に感動します。
知的で、かつサバイバルで、惹かれることが多い方です。
本日は阿部さんが南極の氷を持ってきてくれました。
それに焼酎を入れて、ロックにします。
写真では見づらいですが、氷が空気の層のようになっていて、焼酎を注ぐと
「ピチ、ピチ」
と言って層から空気が溶け出してきます。
この氷は南極に降り積もった雪が固まったもので、昭和基地の近くの氷山の物だそうです。
南極観測隊の最後に隊員全員が、ダンボール1個ずつの氷をもらえるのだそうです。それがお土産なのだそうです。
そして溶け出たこの空気は2万年から3万年前の空気だそうです。
さらに普通、氷に空気が入っているととても柔らかいのですが、この氷は凍った温度が非常に低いので、硬く、なかなか溶けにくいのです。
数年前の空気の音。ただの焼酎ですが、なんてロマンティックなんでしょう!
その空気と氷と溶けた水とともに現代の焼酎をいただく。
不思議な感覚でした。
ただ、この氷は南極の非常にきれいな大気中を通って降った雪なので、精製水のようなもので、不純物が少ないそうです。
ですから味もそっけもないただの水なのだとか・・・
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