旧札
先日、用があり、昼御飯が食べれず、近くにあったセルフのうどん屋さんに飛び込みました。
お店は比較的混雑していて、会計の列はほどほど並んでいました。
私の前には70歳近くの男性と孫らしき小学生の女の子と男の子の3人がいました。
前の男性が孫たちの分も
「一緒にお願いね」
とレジの人に言って計算してもらっています。ここまでは何にも無い光景です。
しかしそのあと、なんとその男性が私でも久しぶりに見た、旧札をお財布から出したのです。
伊藤博文の茶色い1000円札。さらには岩倉具視の500円札!
レジのアルバイトの女の子は高校生くらいの若い子です。
お札が出された瞬間、女の子の顔が引きつったかのように見えました。
目を疑うような表情に
(無理もない)
と思いました。
それを察したのか、おじさま
「古いお札だけど、使えるからね。偽物じゃないから」
と言われて、女の子も大した金額でもないですし、機転を利かしたのか
「全然大丈夫です」
と答えて、すぐにお釣りを差し出していました。
しかし、おじさま、なんでまたここでそのお札を使うことにしたのでしょう?
一杯小銭があって、今でも時々使っていらっしゃるのでしょうか?
それとも不意にへそくりが出てきたのかな?
想像は膨らむばかりです。
ちなみに家の帰り道にある酒屋さんのレジには、お金を置くトレーに
「偽札お断り」
と書いてありました。ちょっと吹き出しそうになりました・・・
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