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2011年7月 5日 (火)

それはいかがなものか?

一昔前は料亭は子供入店禁止というところがほとんどでした。

それもそのはず、店によれば調度品はすべて重要文化財級。建物も文化財指定を受けるべき価値がある。

と言われているようなところたくさんあるわけですから、もし小さい子が器でも割ろうものなら

「弁償してください」

ではすみませんし、弁償はいわゆる普通の人には出来ない金額だったりするわけです。

実際に今でも子供さんの来店をお断りしているお店って結構あると思います。

しかし、我々クラスの店ではそんなこともいってられず、家族での会食のお手伝いもさせていただいているわけですから、

逆にお子様は歓迎ですし、お子様ランチだって作っているくらいです。

しかし、たまにいわゆる「荒々しい」お子様がいらっしゃったりするわけです。

部屋を走りまわったり、掛け軸を引っ張ろうとしたり、箸で器をたたいたり・・・

私が思うに、この状況でいけないのは、親であり、大人の方だと思うのです。

しかし、こういうお子様の父兄は、決まって放漫なのです。

こちらがハラハラするような場面でも、見ていても一切お構いなし。

「あら、元気ね」

くらいのものです。

そんな時は客室係から

「少し器に気を使って(できるだけ安いものを)もらいたいのですが・・・」

と注文が入ります。しかし割られても惜しくない器などあるわけもなく、結局はそのまま同じものを使うのが通例となってしまっています。

先日などは子供さんが箸置きをおもちゃ替わりに遊び始め、それを空いた器に

「カラン、カラン」

なんて入れているのを発見したそうです。あわてて取りあげて、下げようとすると、母親が

「子供が興味を持っているので、置いておいてもらえませんか?」

なんて言うそうですから、呆れるではないですか?

もちろんそのまま取りあげて、下げてしまったそうですが、重文級ではないにしても、それなりの物を使っているわけですから、気くらいは付けてもらいたいと思うのですが・・・

最近いらっしゃって不思議なお客様。

「子供のために素麺を半分に切ってください」

とか

「サクランボの種をすべて抜いて来てください」

とか。素麺も初めて半分に切らせてもらいましたし、親の代わりにサクランボの種を取ったのも初めてでした。

もちろん、素麺もサクランボも大人に出したお料理だったのですが・・・

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