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2011年9月20日 (火)

観点の違い

鱧をつかまえるときに手をかまれました。

滅多にやられることがないのですが、たまたま選び損ねていたものが、水槽に長く残ってしまっていたようで、

そういったものになると水槽に手を入れるといきなり攻撃してくるような場合があります。

完全に外敵とみなしているのです。

こうなってくるととらえるのは一苦労。

魚鋏という火ばさみの小さいようなのでつかまえるのですが、攻撃はしてくるし、逃げるしで大変です。

今回はやっと捕まえたと思ったら、強力な力で首をもたげ、私の人差し指と中指に一撃をくらわせて水槽の外に飛び出しました。

結局御用となりましたが、私の手は「ぱっくり」切れてしまい、鱧より先に血が出る始末。こういう出来事の後はとってもブルーになるのです。

しかし魚も必死です。命をとられるわけですから、必死に抵抗するのも当然と言えば当然です。

夕方店を訪れた長男に、その悲しさを少しでも分かってもらおう、慰めてもらおうと

「今日ね、お父さん、鱧にかまれたんよ」

と悲しげにいうと、長男は

「そうよね、鱧は肉食やから噛むよね。食べようと思ったんやろうね」

(いやあ、そうじゃなくて)

困って、私が

「いやあ、そうじゃなくって、お父さんを食べようとしたわけではなくて、攻撃して来たんよ」

というと

「ほうよね、噛みつかんとお父さんに包丁で切られるけんね。先に噛みついて逃げようとしたんやろうね」

なるほど、子供とはそんな風に魚を見ているようです。

魚が人をかむのは、肉食で人を襲う。(彼の場合、どうもドキュメンタリー番組を見過ぎているようにも思うのですが・・・)

そうでなければ、切られる前に攻撃する。やられる前にやり返す。

とこう考えているようなのです。整理すると

噛みつく。

自然界=「肉食の動物が攻撃→食べるために獲物を襲う」

やられる前に攻撃する。

マンガ,ゲームの世界=「お父さんの攻撃→かわされる→鱧の攻撃→10ポイントのダメージをお父さんに与えた→お父さんが包丁をふるう→ひん死のダメージを鱧に与えた」

となるようです。

結局

「いたかった?大丈夫?」

というような期待した言葉は一言も出てきませんでした!

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