ソムリエ冥利?
ソムリエの資格を取り、明らかに当店オリジナルではないだろうかと思われる料理屋風景があります。
ワインの相談や初めのサービスに、私が白衣のまま座敷に登場します。
果たしてお客様がそれを望まれているかどうかは別として、とりあえずボトルでのオーダーの場合は部屋までおうかがいしています。
そこで板前姿の私が、ワインを選ぶお手伝いをしたり、抜栓したりするわけです。
今までには無かった風景ですが、ここ数カ月で、かなり呼んで頂ける回数が増えてきました。
私の方もカウンターのお客様とは会話のやり取りは頻繁に行いますが、お部屋にうかがうことはほとんどありませんでした。
しかし、こうしてお部屋に行ってみると、お客様の食べ具合が分かったり、お顔が分かったり、どんな人当たりの方なのかと気づくことが多くなり、とても勉強になります。
さらに、今日にいたってはお客さんの女性が、私が
「失礼します」
と入るや否や
「ああ、ソムリエなんですよね?私、こういうの夢だったんです。ワインを相談して、どうのこうの話して、開けてもらって・・・なんだかとっても幸せです」
とか言われちゃいました。
(そんな大袈裟な)
と思う反面、まんざらでもない自分がいます。
とにかく店的にはいい方向に進んでいると思います。
少しでも目先が変わらないと、今までどおりにしかならないですから。
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