« ワイン屋? | トップページ | 国産フルーツワイン »

2012年10月24日 (水)

豊穣

本日、松山市郊外の田園地帯を通る機会がありました。

沢山の田がありますが、半分以上は刈入れを済ませてあります。

残りの田はまさに黄金色と言っていいような稲が穂を垂らしておりました。

この歳になって、人類が築き上げてきた食の安定というものに、畏怖とも言える尊敬の念を抱かざるをえません。

最近得た知識によると、米も小麦も元来栽培に適したような植物ではなかったというのです。

稲にしてみれば、背が高く、風が吹くとすぐに倒れ、小麦も米も十分実ると風で穂が散ってしまうような植物だったらしいのです。

もちろん繁殖のための当然の行動です。

ですから、そこには人類の、並々ならない努力の結晶があります。

努力も今の時代とは違い、暖房もハウスもありませんから、一年に一回の試行錯誤の繰り返しなのです。

しかも一度失敗すると人は一年間飢えることになるのです。

そんな中、背の低く育ったもみを集めたり、穂の丈夫な小麦を選別して翌年植えるなどの繰り返しで、ようやく安定的に収穫できる品種を作り上げたらしいのです。

私はそれを聞いたとき、今、何気なく食べている穀物が、人類のすざましい執念や生きるための本能によるものだということが分かり、感動いたしました。

その積み重ねが今日、通りがかった黄金色の田なのです。

背丈も、もみの数もおそらく一定で「ピッチリ」そろった物凄い出来栄えです。

植物に支えられて今の人類があるのです。毎年間違えなく実る植物に感謝しないといけないと切に思いました。

« ワイン屋? | トップページ | 国産フルーツワイン »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 豊穣:

« ワイン屋? | トップページ | 国産フルーツワイン »

2020年10月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
フォト
無料ブログはココログ