梶の葉
今年も梶の葉っぱを手に入れることができました。
![Photo Photo](http://kiyomizu-matuyama.cocolog-nifty.com/blog/images/2013/07/15/photo.jpg)
毎年伊方町の叔母が、きよみずのために、7月に入るか入らないかのころに
「今年は梶の葉はいらないのか?」
と連絡をくれます。
私よりも、ちゃんと覚えていて、こっちが
(ああ、7月は梶の葉か!)
と思い出すことも。
さて、梶の葉ですが、そのいわれがあります。
平家物語によると、貴族たちが梶の葉に願い事を書いて、床の間に飾ると言う七夕の行事があるそうで、
そのために我々料理人も七夕のある7月に梶の葉を用いて、料理の彩としています。
京都で修業していた時は、有名な仏閣や絶対に言えないような場所にこっそりと梶の葉っぱを取りに行くことを命じられておりました。
その時は意味も分からず取りに行くことが仕事ではありましたが、今になるとその値打ちが少しは理解できるようになりました。
いい思い出のひとつであります。
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