ボルドーと第二次世界大戦
お客様がワインをお持ち込みになられました。
ざっと70年ほど前。とんでもないものがあるものです。
写真のようにコルクはボロボロ。
何とか抜きはしたものの、間一髪でした。
ワイン自体は保存が比較的良かったようで、もちろん飲み頃は過ぎているものの、なんとか普通に飲める状態でした。
熟成が進んでいくと、結果こうなるのだと勉強になりました。
1940年、奇しくもヨーロッパではナチスドイツが前年にポーランド侵攻。’40年にはフランスにも戦火が及んでいたはず。
ひょっとしたら’41年ヴィンテージは存在しなかった可能性もあるな、などと歴史を振り返ってみると、
ロマンがあり、楽しいひと時となりました。
ワインの楽しみの一つには、こうした物も含まれていると思います。同じワインを当時の人はどのような気持ちで飲まれていたのでしょう。
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