おさかな事情の近況
今年の夏はとんでもなく暑く、最高気温の日本記録更新など、あまりうれしくない話題でわいておりました。
そんな影響もあってか、若干の魚の捕れ具合、美味しさの旬などにずれが出てきているものがありますので、少しつづってみたいと思います。
まず、今年は夏から晩夏にかけての太刀魚が少ないように思います。
そしてイサキ。
今でこそ良くなってきましたが、本来暑い盛りの8月くらいにはすっかりおなかの中の子が抜けて、脂がのるはずなのですが、9月に入ってようやくという感じです。
鯛は丸々肥えて良くなってきました。
鱧の産卵もおそらく遅れたのでしょう。真夏にあまりよくない時期がありました。
小魚(キス、サヨリ、トラハゼ)の類は市場でもあまり見られません。おそらくもう少し涼しくならないと出てこないと思われます。
そしてもっとも残念な観測。
今シーズンはふぐが不漁なのではと心配しております。
夏場に小さいフグが捕れないと、不良の可能性が高いと昔から言われているようです。
現在、品薄の状態です。ですから、冬場には超高値になってしまうのではと心配しております。
予想が外れることを期待するばかりですが。
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