人の命とは・・・
お世話になっておりました、小さなお酒屋さんがありました。
その昔、その方に飛び込みで営業されて、なんとなくお付き合いが始まりました。
特に地酒の生酒にこだわり、そのお店でしか扱わないようなお酒を取り揃えておりました。
こだわりという部分で特化した店造りをされていたのでしょう。
知る人ぞ知る酒屋さんでした。
先週、注文をしようと思い、電話をしてみると、今までは不在のことはまず無かったのに、電話に出られませんでした。
もう一度電話してみると、聞き覚えのない声の方が電話に出られました。
お互いが、なんとなく緊張しながら、意味が分からず、しどろもどろしていると、電話口の方が
「実は店主が無くなって、お店を続けることが出来なくなりました」
とおっしゃります。いったい何のことかわからず
「ところであなたはどちら様ですか?」
と聞くと、店主の妹だと言います。
救急車で運ばれ、手術をしたものの、間に合わなかったと言う事だけ聞きましたが、あまりに衝撃的で、あまり根掘り葉掘り聞くことがはばかれて、 詳しく聞けませんでした。
おそらく50歳台で、まだ、亡くなられる歳ではないはずです。
人が亡くなられるのは予想が出来ないもので、命とははかないものだなと、こんな時に思うものです。
これもある意味お酒がつむいだご縁だったのでしょうね。
ご冥福をお祈りいたします。
コメント