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ネットで有名だったり、テレビに出たりする焼き芋の作り方に、炊飯ジャーで作るものがあります。
板前の私ですが、お客様などからは、さぞ器用で、芸術的センスの持ち主だと思われるふしもありますが、実は全く不器用で、絵心はなく、工作なども苦手な人間です。
南アフリカワイン検定の合格者パーティーに参加させていただきました。
池波正太郎の本で登場した料理を解説、再現した本を読んでおりますと、気になる記述が。
大三島で取れた仔イノシシを購入いたしました。
骨付きの半頭買いです。
まあまあ、いい値段するのですが、実はうちの従業員、しかも調理場の人間は意外とイノシシ好きで、おかずにしし鍋をしても結構喜んで食べるのです。
そういう土壌がある中で、今、農作物被害のあるこのイノシシを我々が、仮にお客様に出せるようなことがあれば、これは一石二鳥かと思うわけです。
しかしこれは生半可な事ではありません。
たいていのお客様はイノシシを
(美味しいお肉)
とは思っていません。さらに和食に料理人はこういった野生動物のお肉の扱いが今一つ得手ではありません。
正直、単純な調理法しか知らず、しかもうまくできないので、かたい、美味しくない。といった悪循環なのです。
美味しく食べられる調理法を見つけ、できればいい形でお客様にご提供できれば、この上ないのですが、そのための研究題材として購入した半頭です。
工夫しつつ、美味しくいただきたいと思います。
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