怖いお話
知人が保育園の食事の献立を作成することになり、合わせて食育も兼ねることになったというお話を聞きました。
それに先立ち、園児全員にお出汁の素で作った市販のお出汁と、鰹節と昆布から作ったお出しを飲んでいただいて、どちらがおいしかったかという調査を行ったそうです。
その場で丸を付けてもらい、その後集計するという手法だったそうですが、結果9割の園児が市販のお出しのほうが美味しいと思っているという結果が出たそうです。
確かにうまく研究しつくされているというのも一理ありますが、普段から食べなれている市販品のほうが美味しかったのでしょう。
それを聞いたときに
(恐ろしい!)
と食に携わるものとして、感じてしまいました。
我々料理人がれっきとしたものを作っていかないといけないと共に、それを伝える使命もあるのかなと感じさせるお話でした。
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