お茶会
お客様からご依頼を受けて、お弁当をもって、行って、お弁当を食べられたお客様に、その方のお宅のお茶室で、お茶を点ててふるまうという役をさせていただきました。
とはいえ、そんなに堅苦しい役ではなく、ワイワイと食事、会話、そしてお茶を楽しんでいただこうと言うものでした。
朝、お弁当を作り、着物を持参して、調理服で配達いたしました。
お宅に到着してから、お湯を沸かしたり、お菓子を盛り付けたり、お茶を濾したりと、用意を済まし、いざ、お点前用の着物に着替えようとしたとき
(帯を忘れた)
到着してすぐなら間に合うものの、今となってはどうにもならない時間。
お客様のお宅ででも貸してもらえそうなものでしたが、お客様はすでに接客中。
帯なしで何とかならないものかと思案してみましたが、難しそう。
そこで思いついたことが、風呂敷を帯にできないものかと。
きれいにたたんで腰に当ててみると、長さが足りない。
やっぱりだめかと思いつつも
(対角線を使ってみよう)
と斜めにして、ウエストに巻くと、届くではないですか!
苦肉の策よ。
と思いつつ袴を着けてみると何とか装着することができました。
その場は何とかこなし、暗い茶室内で帯のことに触れる方もおられず、帰って妻にその話をすると、脱ぎ際に、写真を撮られました。
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