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もう今年も終わろうとしておりますが、今月はアンコウの肝を使いました。
筋や周りの薄皮を剥いて、肝の中の血液を外へ放出する工程があるのですが、その筋取りを手術用のハサミを使ってやっています。
切れ味もさることながら、包丁では届きにくい、細かなところを切り込むには重宝しております。
お医者さんはこのハサミでいろんなところを切ったり、貼ったりするのかな?なんて思いを巡らせながら、料理しております。
写真は山口県産のあん肝です。
今年も緋の蕪が入荷しました。
全国に赤系の緋の蕪と呼ばれる蕪はたくさんあるようですが、当地松山は「伊予緋」と呼ばれる緋の蕪が特産で、12月のこの時期にだけ、限定的に出荷されています。
当店ではこの蕪の漬物をお節料理に入れています。
今年は葉まできれいな、良いものが入荷しました。テンション上がります。
葉を切り落とし、皮を薄く剝きます。果皮の下の部分に発色に必要な色素が多く含まれているからです。
この後塩漬けにして、さらにダイダイ果汁を使った漬け汁で漬け込みます。
出来上がりが非常に楽しみです。
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